日本には、数多くの医療専門職が存在しています。
その種類は豊富で、国家資格として認定されているものでも20種類程あるようです。時代が進むに連れて細分化されてきているため、これからはさらに種類が多くなるのではないかと予想されています。
また、介護の世界でも同じことが言えるようです。介護士と一口に言っても、実は様々な資格を持った人たちの集まりになります。資格の種類は豊富で、何の資格を持っているかによって業務内容まで変わってくるようです。あまりにも細分化されているので、実際の労働環境等をチェックするときには、個別具体的に見ていくしかないようです。職種が細かくなるということは、専門性が増すことを意味しています。
今の時代は、一つ一つの治療方法について深く掘り下げていく時代になってきています。一人ですべての治療を上手くこなせる必要がなくなってきているので、自分の得意なことを極限まで突き詰めて考えていく方が、社会のためになるという考え方があるようです。実際に、より専門性を高めていく試みは各所でされています。専門看護師という制度が作られていたり、認定薬剤師という制度が作られていたりします。介護の世界でも同じように、スペシャリストを育成しようという試みが色々と始まってきているようです。介護の世界では、キャリア段位認定制度というものが始まって、ハイレベルな人たちの専門性を認めようという動きが出てきています。より専門性を高めて、一人一人に個性を出そうというのが、医療・介護業界の現状となってきています。