医療専門職は、医療従事者や医療者、医療職とも呼ばれています。
代表的なのは医師ですが、そのほかにも保健師、助産師、看護師、栄養士など多くの種類があります。医療専門職は、生命に関わる重要な任務を課せられているため、ほかの業種に比べてそのほとんどが高いスキルや知識が必要となります。なので、国家資格を取得していないと仕事に就けないものが多いです。
また、国家資格を取得しただけではなく、現代医療の進化に伴いそれに対応すべく専門知識の向上のために常に努力が必要な業種でもあります。高度な専門技術だけでなく、患者の生活支援のためのコミュニケーション能力も必要となり、個々の人間性も重要な要素となります。
医療専門職の種類は、医師や歯科医師、看護師のほかに薬剤師や助産師、診療放射技師など約30種類ほどあります。その中には、介護老人ホームで活躍するホームヘルパーやケアマネージャー、社会福祉士などの介護職のほか、柔道整復士や鍼をを使った医療類似行為を行なう鍼灸師も含まれます。
ホームヘルパーは、介護職員初任者研修修了や介護職実務者研修修了により資格保有者として仕事に就けますが、施設によっては無資格のヘルパーを採用しているところもあります。ケアマネージャーは、介護支援専門員を正式名とし実務者研修修了者が5年の実務経験により国家資格を取得し、全日程の研修修了後に交付される介護支援専門員証により資格を取得したことになります。このように、医療関係には多くの職種がありそれぞれの専門分野で資格を活かした仕事で活躍しています。